ホーム薬剤師からのヒント > 生活習慣病を考える

生活習慣病を考える

120221_1240~01

知り合いのDr著作の本がこのたび発売になった。東京で長年、アルツハイマーの研究を続けている名医である。

「生活習慣病」とは、最近良く耳にする病気。ここでは、この病気について再度確認してみましょう。

生活習慣病とは、生活習慣(life style)が要因となって発生する諸疾病を指すための呼称・概念である。ここで生活習慣と言っているのは、食事のとりかた、水分のとりかた、喫煙/非喫煙の習慣、運動をする/しないの習慣 等々のことである。各国で同様の概念は用いられており、例えば英語・フランス語・ドイツ語ではそれぞれ、英: lifestyle related disease、仏: maladie de comportement、独: Zivilisationskrankheitと言う。

世界の人々の生活習慣というのは、地域ごとに、きわめて似通っている場合もあれば、大きく異なっている場合もあるので、それなりの共通点や相違点が見られる。異なる国の人々でも、先進国同士で同じ文化圏であったりする等で生活習慣全般が類似している場合は、生じる生活習慣病の一覧やその割合・頻度が類似する傾向がある。

生活習慣病は、日本でも発生している重大な病気である。

日本では生活習慣に起因する疾病として主として、がん、脳血管疾患、心臓病などが指摘され、それらは日本人の3大死因ともなっている。肥満はこれらの疾患になるリスクを上げる。また肥満自体が生活習慣病のひとつともされることがある(なお、肥満に関連して起きる症候群をメタボリックシンドロームとも呼ぶ)。

対策として・・・

食生活を見ると、炭水化物の摂取量が減少し、それを埋め合わせるための<<動物性食品>>や<<脂っこく甘い菓子>>や<<甘い飲料>>の消費量の増加が原因とされる。また<<塩分の摂取過剰>>、<<野菜の摂取不足>>なども原因とされ、このような食生活の状況を改善することを目的として「食生活指針」や「食事バランスガイド」などが策定されている。

日本での生活習慣病の要因としては、総じて、いわゆる「食生活の欧米化」や、運動不足、タバコの煙が強く関連している(要因として働いている)、とされている。

食生活は がん発生原因の30%に関わっているとする報告もあるわけだが、 食の欧米化との関連で生じている傾向が強いのは乳がんや前率線がんや大腸癌であると考えられている。

タバコもがん発生原因の30%に関わっているとされ、もっぱら肺がんに関連しているが口腔や尿路のがんの主要な原因でもある